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Empire Earthにおける未来時代

Empire Earthにおける未来時代

本日はRTS『Empire Earth』の未来世界についてのお話をしたいと思います。

Empire Earthとは

以前お話したとおり、『Empire Earth』とは
石器時代から未来までを舞台とした画期的で独特なRTSです。
最近のRTSに比べると、ゲームバランスがだいぶ大雑把なところがありますが
陸・海・空すべてのユニットが生産可能で、食料・木材・金・鉄・石を調達して
内政を充実させていくという、非常に奥の深いRTSでした。

Empire Earthにおける未来時代

Empire Earthにおける未来時代は『デジタル時代(21世紀)』と
ナノテク時代(22世紀)』の2つがあります。
『現代』に到達してから、ある程度資源を蓄えて進化コマンドを使うことによって、
まずプレイヤーの文明がデジタル時代へと進化します。

デジタル時代に進化すると、登場する兵器は一気に様変わりします。
歩兵はレーザー銃を装備し、戦車砲や臼砲の砲弾もエネルギー兵器へと変化します。
ヘリコプターは、V-22オスプレイのようなティルトローター機が主流となり、
搭載機銃も、またレーザー兵器へと変貌します。

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▲代表的なティルトローター機、V-22オスプレイ。Wikipediaより引用。

レーザー兵器は、登場当初重たくてかさばるものだったのでなかなか普及しませんでした。
しかし、バッテリーの性能向上と、兵器動力のための核融合炉が実用化されたことによって
レーザー兵器は次第にどんどん実弾兵器に取って代わっていきます。
戦車の装甲も、従来型の徹甲弾だけではなく、レーザー兵器への防御も
意識したものへと作り変えられていきました。

ところが、戦場から完全に実弾兵器が駆逐されたわけではありませんでした。
迫撃砲のような曲射兵器や、誘導能力のある対戦車ミサイル、
長距離の目標を攻撃できる弾道ミサイル、巡航ミサイル。核を含む航空爆弾。
これらの兵器はレーザー兵器ではどうにも代替できず、前世紀のものを
発展させて活用してゆく形となりました。
また、資金の豊富でない反政府軍などは、21世紀初頭の実弾兵器を用いて
政府軍に対抗しているという状況が続いていました。

また、この時代には『サイバー』と呼ばれる無人戦闘ロボットが登場します。
海中を走って突破できる『走破サイバー』、超音波によって歩兵を駆逐する『対歩兵サイバー』、
浮遊しながら戦闘する『飛行サイバー』、対サイバーを想定した『汎用サイバー』。
さまざまな種類のサイバーが登場し、陸戦の新たな中心軸となりました。

デジタル時代を経て、ナノテク時代へ到達すると人類は反物質の兵器化に成功します。
反物質兵器は、すさまじい磁気嵐を引き起こして航空機の編隊を壊滅させることができます。
また、『万物の理論』が確立されたことにより瞬間移動や時空移動も可能となりました。
ナノマシンの研究が進んだことにより、レーザーの照射によって従来型の工具を用いずに
サイバーを修復してしまうことも可能になりました。

サイバーは圧倒的な戦闘能力を持っていましたが、無敵ではありませんでした。
旧時代の対戦車砲でも、数をそろえればサイバーに太刀打ちすることができましたし、
コンクリートで固められた防御塔であれば、単独のサイバーを阻止することができました。
また、低速で低空を飛ぶ飛行サイバーは、従来型戦闘機の格好の餌食となりました。

ノヴァヤ・ロシア

ノヴァヤ・ロシア(新ロシア)とは、Empire Earthのキャンペーンに登場する未来国家です。
ロシアのグリゴール=ストヤノヴィチは、デジタル時代の新しいテクノロジーに目をつけて
ロシアを世界で最も強大な国にしようと考え始めました。
まず、グリゴールはヴォルゴグラードを拠点にし、周辺都市やウクライナと協力関係を築き
まず北方のヴォロネジを、やがてはモスクワを制圧します。
これにより、ノヴァヤ・ロシアが誕生しました。

まもなく、ノヴァヤ・ロシアは西欧諸国、北欧諸国、イギリスと開戦します。
レーザー戦車やレーザー歩兵を揃えて自信満々のグリゴールでしたが、懸念事項がありました。
それはサイバー開発が、他国よりも遅れていたことです。
グリゴールは、西欧から亡命してきたアレクセイ博士の助力によって
ようやくサイバー開発を他国のそれと同じ水準まで進めることができました。

やがてグリゴールは年老いて政治を引退しなくてはならなくなりました。
そこで、彼が後継者に選んだのはアレクセイ博士から与えられた、護衛の巨大ロボットでした。
これにロシア軍の有力者が反発してクーデターを起こしますが、
グリゴールと、後継者グリゴール二世はクーデターを鎮圧し、反乱に参加した将軍を粛清します。

2090年代、中国をも制圧したノヴァヤ・ロシアはついにアメリカと開戦します。
ノヴァヤ・ロシアのモロトフ将軍はキューバを制圧し、アメリカ上陸の準備を進めますが
グリゴール二世にキューバの国民を皆殺しにするように命じられます。
激怒したモロトフは、中国で入手したタイムマシンの設計図を
アメリカ人のモリー=ライアンに与え、アメリカの軍門に下ります。

そしてアメリカ軍と、かろうじて残存していたキューバ海軍によって壮大なプロジェクトが起こされます。
キューバから、ノヴァヤ・ロシア軍を駆逐してタイムマシンを建設することです。
計画は成功し、モリーとモロトフは21世紀初頭のロシアへと旅立っていきます。

モリーとモロトフは、ついにグリゴールが決起した日のロシアへとやってきました。
ところが、ヴォルゴグラードにはすでに『先客』が来ていました。
それはあの忌々しいロボットの、グリゴール二世でした。
初代グリゴールは、突然未来の世界からやってきた大きなロボット、見知らぬ兵器に驚かされます。
しかし、先を急ぐグリゴールにとっては、これはむしろ好機だと捉えられました。
グリゴールは大きなロボットと手を結び、そしてヴォロネジの駐屯地に核兵器を投下します。

核兵器は、『ワイバーン爆撃機』によって投下されました。
これは、当時世界のどこにも存在しない爆撃機でした。
それもそのはず、この機体は未来のノヴァヤ・ロシアから持ち込まれたものだったのです。

ヴォロネジのロシア軍の司令官は、見知らぬ飛行機の襲撃に戸惑います。
しかし、モリーとモロトフは敵の手の内をほとんど知り尽くしていました。
活用できる兵器は現代兵器だけ、一方的はサイバーやレーザー兵器を大々的に投入してくる。
そして、近隣に味方はウクライナだけ。ヴォルゴグラードの周辺都市は、すでに敵の手中。
こういった圧倒的に不利な状況の中でしたが、モリーとモロトフは知恵を絞って
次第にヴォルゴグラード周辺を解放していきます。
グリゴール二世は、ヴォルゴグラードでの激戦の中、集中砲火を浴びて粉砕されます。

そして、ついにグリゴールはタイムスリップしてきた未来の部下である
モロトフによって討伐されてしまいました。

とり飯ProjectとEmpireEarthの関係

Empire Earthの『敵が未来兵器であっても、現代兵器で何らかしらの対応が可能』
という特徴は、Legend of Tankに大きな影響を与えました。

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