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 『とり飯ブログ』は、同人サークル『イーグリ設計局』の附属ブログです。
 

東方自然癒クリアレポート

東方自然癒クリアレポート

タイトルに仰天された方も多いかと思われますが、実は先日クリアいたしました。
東方鉄飛船BPの第二回アンケートでは他サークルさんの作品のプレイ率が全体的に低い傾向があるので、あくまでこのブログを読んでいる人は知らない作品だという前提でお話させていただきます。

Touhuheal20180331 (2)

東方自然癒は2011年に発表されたRPGツクールVX製の東方二次創作RPGで、主人公は原作キャラクターの霊夢や魔理沙(パーティにはいるものの)ではなく、オリジナルキャラクターの瀬笈 葉(せおい は)です。
基本的に東方二次創作ではオリジナルキャラクターは嫌われる傾向にあるのですが、この瀬笈 葉は他者への気配りを大事にし、常日頃マイペースで他人への気配りや感謝を疎かにしていた幻想郷の住民達の生活へ新たな風を吹き込んでゆくというという魅力から、pixivやニコニコなどに今でも多くのファンが残っています。

瀬笈 葉とストーリー
Touhuheal20180331 (3)
↑右下にいるのが瀬笈 葉。この他にも美鈴やアリスを仲間に入れることもできるが、後述の経験値テーブルのせいで育成を断念

正直なところ、この作品を触りだけではなくもう少し踏み込んだ所まで見てこなかったのを非常に後悔しています。
やたら固いザコ敵にボス敵、開幕大技スキルありきの戦闘、操作しにくいメニュー画面。
クリアまでとうとうコントロールの仕方がわからなかった結界、自由度が高いと見せかけて狭いコンボの幅、
ワープポイントなのか回復ポイントなのかわかりにくい道中のオブジェクト、
特定の属性に対応した装備を事前に装備しておかないとズダボロにやられる後半のボス戦、
せっかく準備しといたのにボス戦で突然連携スキルの使用は不可能と告げられたり、
途中で加入したキャラが先にいるメンバーに追いつくのに時間がかかる大雑把な経験値増加テーブルなど、
とにかく自分の嫌いな要素が満載な作品だったのですが、これらを余裕で覆して自然癒が名作であることを自分に確信させる要素がありました。
それは瀬笈 葉というキャラクターが幻想郷にやってきた事によって生まれたストーリーです。

瀬笈 葉の幻想郷を救いたいという思いのために多くの原作キャラクターが葉を助けようと集まってきます。
しかし、誰しもが瀬笈 葉の味方をするとは限りません。
同じ幻想郷の住民と方針が対立し、目的が同じなのに衝突する事さえあります。
とあるメインキャラクターは、親友をとるか瀬笈 葉をとるかという非常にシリアスな選択を迫られる事になります。
原作キャラクター同士が対立する展開は鉄飛船FFでもBPでも極力避けていたイベント(FFでは少しあったが)だったのですが、こういった気まずいシナリオさえもプレイヤーを引き込んでゆきます。
あえてオリキャラという嫌われやすい要素を使い、あろうことか主役の座に据えて東方二次創作史屈指の作品に仕立て上げた作者氏の腕前に感嘆するばかりです。

戦闘についての詳細
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とにかくグラフィカルで演出面に関しては間違いなく並の同人ゲームを遥かに凌駕しています。
しかし戦闘における数字のやりとりは汎用なツクール製RPGの域を出ないものでした。
ツクールゲーに限らず、ある時期からの市販RPGにも共通して言えることなのですが、
敵のHPが攻撃スキルの仕様を前提として設定されているため、通常攻撃がお飾りになりがちです。
加えて、SPをスキルで回復する手段が乏しいため、キャラクターは回復アイテムをダメージへ変換して敵に投射するための存在になりがちなのです。
後半からは戦闘開始前の編成の相性が悪いとどうにもならない事が多く、せっかくの感動のシーンに水を指すことになります。
ラストダンジョンでは瀬笈 葉の幻想郷で仲良くなった友達が引き止めに来るシーンがあるのですが、戦闘が始まるとガチで殺しにかかってくるので、そこはお見送りなんだから接待戦闘でいいんじゃないのかなあ…と思いました。
(ちなみに負けイベの戦闘は攻撃がまったく効かなかったり、特定のターンになると尋常でない火力のスキルで連続攻撃してくるため、工夫して突破するのは不可能な模様)

通常攻撃に状態異常が付加できるなど、通常攻撃コマンドを空気化させまいとする工夫は幾分か存在したものの、
スキルの威力があまりにも高く、SPがある限りいくらでも撃てる上にSPは回復アイテムをがぶ飲みすればいくらでも回復できるといったバランスで、やはり攻撃スキルありきからは脱却できなかったようです。
V1/A1/L1が目指した「通常攻撃を使わせるかさもなくば廃止してしまえ」というコンセプトは、このような有名タイトルでも陥りがちなジレンマ(?)に挑戦したものでした。

他、戦闘不能になったキャラクターはSPがゼロになる一方で、蘇生スキルで復活させるとHPだけではなくSPまで大幅に回復するなど説明が不十分でモヤモヤとするところもいくつかありました。
(とあるボス戦ではキャラをSPがカラになったキャラクターをあえて倒させ、蘇生スキルでSPごと回復させるという裏技で突破した事もあり)

絶好の狩場
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とにかくレベリングが求められるゲームなのでどこかで一気に稼げないかとモヤモヤしていたところ、
物語の終盤に行けるようになる「寄命の林」で炎に弱いモンスターがところ狭しと蠢いているのを発見し、
炎が使える藤原妹紅の精神(魔法攻撃力)と敏捷に自由育成ポイントをすべて割り振り、他のキャラクターは敏捷性を下げてコマンドが割り込んでこないように工夫したところ、とてつもない爆速でのレベリングが可能になりました。
クリア時のレベルは90~100ほどで、一般的なクリアレベルである80台を少々上回ってしまう事になりました。
植物を救うストーリーなのに植物を虐殺しまくってるというのは禁句です。

総評

戦闘面に関しては特に見るべきところはないものの、ストーリーと演出(戦闘・マップともに)に関してはかなり見習うべきところがあると思いました。
ただし、古い時代の作品のため、ユーザビリティも未発達でヒントのわかりにくい謎解きもあるので、攻略wikiを見ながらでないとクリアは困難でしょう。

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