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ツクールゲームにおける自由育成システム

ツクールゲームにおける自由育成システム
本日はRPGツクール製の主人公キャラクターの自由育成システムについて論じていきたいと思います。

自由育成システムとは
通常のRPGではキャラクターのレベルが上がると予め決められていた成長曲線に則ってステータス値が上昇するのに対して、
自由育成要素のあるRPGでは特殊なポイントを振り分けることによってキャラクターのステータス値を伸ばすことができるため
プレイヤー自身がキャラクターに個性を持たせることができ、ゲームの戦術性が高まります。

問題点
・ポイントの割り振り行為そのものが結構な手間である
・制作側の想定しないポイントの振り方をプレイヤーがした場合、ゲームバランスが破綻するおそれがある
・あまりにも自由すぎるとキャラクターの元々の個性が無意味なものになる

それでは、個別のツクール作品の自由育成システムについてご紹介させていただきます。

東方自然癒
Frdm2015_10_25 (3)
▲『東方自然癒』では物理攻撃力だけは自由成長によっては成長させられないようになっています。
また、魔法系スキルの威力に関わる『精神』は霊力陣に割り振ることによって成長させられますが、霊力(SP)にも投資したぶんが流れてしまうため他の能力値に投資するよりはコストパフォーマンスは悪めです。
おそらく火力を尖らせて運ゲーにされてしまうのを阻止するための措置ではないでしょうか。

姫騎士レイチェル
Frdm2015_10_25 (2)
『アイリーン快賊団』『姫騎士レイチェル』では能力値を成長させることができるものの、メインとなるのはキャラクターのアクションスキルおよびパッシブスキルです。まず一段回目でそのスキルを習得し、二段階目以降は威力が増大したり、消費SPコストが低減されていきます。
ステータス値のみを投資の対象とする形式の自由成長と比較すると、プレイヤー側から見て投資の効果が具体的にわかりやすいという特徴があります。

アルテリンクスのキャラクターメイキング
Frdm2015_10_25 (1)
これぞもっとも自由な形式の自由成長であると言えるでしょう。
『ウルティマ 恐怖のエクソダス』を踏襲したような『アルテリンクス』のキャラクターメイキング。
四人の強さのバランスやそれぞれの役割はプレイヤー次第となりますが、ここで振った値はただの初期値にとどまらずその値の成長速度にも影響を与える事と、この四人の中から除名して新規にキャラクターを加える事はできないためここでの決定がゲーム全体に重大な影響をおよぼすことになります。
なお戦闘は『MOTHER』のドラムロール式HPを採用しているため、操作の速さに自信があるなら防御力を捨ててもいけるとか…。

自由育成を導入する前に必要性の検証を

ポイント割り振りそのものが相当な手間である事と、(そうでない仕様であったとしても)割り振ったポイントは基本的に不可逆なものであるとプレイヤーは思っており、ポイントがもったいない、間違った割り振りをして先が辛くなるのが怖いといった心理的な抵抗も働くため基本的には導入しない前提で考えていただいたほうが良いと思います。
ポイントを割り振るメリットについて明確にプレイヤーに説明することと、自由育成の存在意義がゲーム性と直結していることが必須だと思います。

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